北見のボールルームダンスと趣味の話
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知る人ぞ知る廃墟マニアの僕です。月に何度か遠出するんですが、その道のりにも色々と廃墟がありまして、今度こっそり写真を撮ってみようと思っています。
で、このDVDを見たのですが、中々のデキでした。しかしながら自分の廃墟の捉え方とは違っていて少々残念な部分はありました。
廃墟マニアの方には2種類(またはそれ以上)いると思うんですが、このDVDは「廃墟の美」というものに主眼を置いています。古い建物の建築は現在とは違うらしいので、その違いを楽しんだり、かつての高級ホテルは時間を経てもなお美しさを保っている、といった「美」というテーマで作られています。そういった廃墟マニアの方にはたまらない作品だと思います。
しかしながら、私のように美として廃墟を捉えないマニアもいると思います(私一人だったりして)。
自分の廃墟の捉え方とは、かつてその場所に人がたくさんいて、にぎわって、もてはやされたのに今は荒れ果てて人っこ一人いない、その経過した時間のスケール感であったり、食器や椅子など人がいた形跡は残されているものの、今現在は誰もいない寂しさ、不気味さであるわけです。
後者のように「怖さ」として廃墟を捉える方には、このDVDの美しいBGMや作者の解説などは余計な演出だと感じるかもしれません。ただこれは趣向の違いですので、前者のような好みの方向けの作品でしょう。
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