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北見のボールルームダンスと趣味の話
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 押井守監督の最新作、スカイクロラを劇場で観てみた。
ネタバレをさけたいので、内容については他解説サイトやら某掲示板群でどぞ。

 友人に「俺も観るべきか?」と質問されたら非常に難しいですね。なんというんですか、うん、「面白い」という作品ではない。

 じゃあ面白くないのかと言われればそうではない。僕はけっこう好きです。

というよりも、オシイ監督作品に、普通の映画としての楽しみを求めるほうが間違っておりますので、その辺はちょっとねえ。なんとも言えないとしか言いようがない。

 ただ、この映画は人に何かを語るために存在するのではないということは間違いない。ですから、この映画を見終わった後、面白いとは言いがたいが、とにかく考えさせられる。そしてそれを議論したくなる。議論したくなるのは自分の性格かもしれませんがwww とにかく、メッセージだけを残してあとは君たちがどう考えるかだ!といわれたような。

 すっごく似ている感覚がするものに、セガサターンで発売されていた(と思う)イイノケンジ氏の「リアルサウンド」という、絵のまったくないゲームがあります。この映画、あれに似ている。
 この絵がまったく無いゲームというのは、すべて音声のみでゲームが進行する、なんといいますが、ラジオゲームとでもいいましょうか。製作者曰く「どんなすばらしいマシンのグラフィックよりも美しいのは、プレイヤーの想像力だ!」みたいな。

 スカイクロラはけっしてストーリーや核心を観る人に丸投げする作品ではありません。ちゃんとストーリー上の謎なんかは回答となるストーリーが補っております。

 ただこの、「見終わったあとに本領を発揮する映画」という従来からのオシイ作品独特の特徴が、今作にもちゃんと継承(同じ監督だからあたりまえか)されており、わたくし個人としては満足のいく作品でした。おそらくいつもの、「何度も観たくなる」という感覚も、DVDが発売されたらよくわかると思います。

 自分が見たら、必ず人にも見せたくなる、そして話がしたくなる映画。そんな一本でございました。

 
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藤代将輝
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自己紹介:
 北見のダンスホール&カラオケ、エルナー2のブログです。

北海道北見市美芳町8丁目1-22
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